|
ローマの遺跡をあとに200メートルほど行くとTorino通りにでます。そこを右に折れて歩いていると、うまい具合にセルフサービスの食堂をみつけました。実物を指差してもらうだけですから、二人は食べたいものを十分たべることができました。 昼食後またTorino通りを歩きました。500メートルほどいくと左側にサン・セバスティアーノ教会(修復中)がありました。その先の小路を左へ曲がるとサン・セポルクロ教会(写真)に出ます。教会に隣接した裏側がアンブロジアーナ絵画館です。 この絵画館でボッティチェリ、カラヴァッジョ、ティッチアーノなどの絵画を鑑賞しました。 またここにはヴァチカン美術館にあるラファエッロの「アテネの学堂」の下絵があります。Sさんはこの絵に一番感動しました。この絵のいろいろな説明をビデオで見てヴァチカン美術館の絵をじっくり鑑賞したのは前の年の春のことです。目の前にあるのは原寸大ですが、「アテネの学堂」と同じ構図ではありません。デッサンですから色彩もありません。でも何と力に満ちて迫ってくることでしょう。 暗い部屋で横が8メートル以上もある大きな下絵を前にしばらく動きたくない気持ちでした。絵の前には長椅子がたくさん置いてあり、休息できるようになっています。一番前に日本人の熟年の夫婦が身動きもせず、熱心に鑑賞(?)いえ、お昼寝中でした。 カラヴァッジョの「果物かご」の絵の前で先ほどのご夫婦と一緒になりました。ご主人の方が「10万リラ札の裏の絵だとそうですよ」と言ってSさんにお札の絵を見せてくれました。Sさんもなるほどと思いました。お札の絵の実物がほんどうに 目の前にあったのです。ミラノでその日初めて出会った日本人の日本語に感謝したSさんです。Tさんにそのことを話すと、彼は警備員のおじさんに教えてもらってもう知っていました。その絵の前でお札を広げて見ている人たちを観察していたそうです。 その他に心に残ったのは2枚の三王礼拝の絵でした。 |