九官鳥のこた

MYNAH(九官鳥)

燕雀(えんじゃく)目ムク鳥科の鳥。中国南部、ベトナム、ミャンマー、タイ、インドネシア、インド、マレーシアなど南アジア一帯に生息。日本には江戸時代に中国から渡来。九官という名前の人が自分の名前を鳥に呼ばせていたところ、あやまって鳥の名前と通訳されたため九官鳥と呼ばれるようになった。

体の特徴
翼長16cm〜18cm。体重160g〜200g。寿命は約25年(野生の環境下の場合)。
全身黒のようだが、光があたると緑や紫の玉虫色に見える。目の下から後頭部にかけて黄色の肉質部分が露出して、垂れ下がっている(肉垂)。小さな動物園などによくいる、大きめでしゃべらない九官鳥はオオミミキュウカンチョウといい、肉垂部分が頭の後ろでつながっている。一般的に飼われている、おしゃべりの上手な鳥は、コミミキュウカンチョウと呼ばれる(肉垂が切れている)。雌雄の差がほとんどなく、専門家でも見分けるのは困難だという。

性格
好奇心が旺盛で、カラスのように光るものも好き。なんでも口にくわえてうっかりすると飲み込んでしまう。非常に臆病で神経質な所もあり、雀が窓の外を飛んでいってもビックリしていたりする。放鳥中は、まちがって異物を飲み込まないよう、驚いてガラスや壁などにぶつかることのないように注意が必要。あまり人に慣れないようだが、個体差も大きい。警戒心の強い子でも根気強く慣らすと、手に乗ったり肩に乗ったりして、くつろぐようになる。

健康
もともと暖かい地方の鳥なので、日本で初めての冬を越す時は注意して保温に気を配らなくてはいけない。ひと冬越すと、気候にも慣れてくるのでそれほど神経質にならなくても大丈夫。驚きやすい性格のため、テンカンのような発作をおこすこともあるという。実際に暮らしてみると丈夫で飼いやすい印象がある。最も怖いのは、体内に鉄分が蓄積されて起こる内臓疾患であろう。

生活
かなり、声が大きいので集合住宅などの場合は注意が必要かもしれない。糞の量も体が大きいせいでけっこう多く、しかも軟便気味。どうしても籠の掃除はこまめに必要になる。鳥さんは皆そうだと思うが、放鳥などの時間が来ると「出せ!!」と主張して非常にうるさい。時々何が気になるのか、気に入らないのか、人の指などを骨にも届けとばかり思いっきりかじる(と、いうよりえぐる)。足も大きく強いので、手乗りなどにしていると人間、一年中傷だらけである。

(参考文献:人気のかわいい小鳥たち、世界大百科事典 他)