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・トカゲハゼ

ムツゴロウ属 (2)

ムツゴロウ Boleophthalmus pectinirostris

ムツゴロウは、日本では、有明海に生息しているマッドスキッパーの
代表選手として有名です。有明海の重要な水産資源でもあります。

ムツゴロウは日本だけでなく、台湾や中国でも食用として利用されています。
しかし、養殖するのが非常に難しく、現在もいろいろ試行錯誤されているようです。

 ムツゴロウは、東南アジアに広く分布するボダルティに比べると、
体はスレンダーであり、ヒレが非常に大きいです。
また、肌がつるんとした感じでコバルトブルーの斑点がよく目立ちます。

 えさは、泥表面にある藻類を削り取って食べます。
そのため、首をふりふり、泥の上を這いまわっているのがよく見られます。

アゴは、泥の上の藻類をこそげ採りやすいように、
硬く平らになっています。(手で触ってもかなり硬い感じ)
こそげた藻類は口の中に入りやすいように少し切れ込みがあり、
これに沿って藻類が流れるようになっています。


 ムツゴロウは、オスもメスも自分の巣を一年中たいてい持っています。そのため、ひとつの穴を中心に移動する時につく足跡(お腹をすって歩いた跡)がよく見られます。巣の周辺をパトロールすると同時に、餌を食べながら歩き回るので、このような模様が干潟中に広がっていました。
 2003年7月12〜14日に出かけたときは、ちょうど繁殖期の真っ最中で、
オスたちがおのおの、求愛ジャンプをしてメスの獲得を競っていました。
 そのジャンプはとてもダイナミックなもので、ひれを大きく広げてまっすぐ上に飛び上がります。
この姿はまさに、干潟の王者そのものでした。
 ジャンプのあと、自分の巣のあたりでヒレや体をばたばたさせて、
自分の存在をアピールします。まるでだだっこのようで、ちょっと笑えました。


まさにジャンプしようとする瞬間!を捉えました!!
  このように、尾ビレの力で大きな体を中に舞わせるのです。

  ものすごい瞬発力ですね。

ムツゴロウは
外見でオスメスを
見分けるのは
非常に困難です。

餌を食べている状態で、
雌雄を区別するとしたら
第一背ビレのピロピロと
している軟条が
伸びているかどうかで
比較できます。

右の画像はオスです。

    
右の画像はメスです。

 メスでもピロピロがない
のではなく、
後ろから二番目の軟条は
伸びていることがあります。
しかし、それ以外は
伸びないのが特徴です。

ムツゴロウ属 トカゲハゼ属 モドン属