写真館通信は、一枚のポストカードとその本体を一年に4回お届けするもので、写真作品の枠を越えて、広く北国の自然や環境、文化、歴史などについてお話していくものです。また、写真館通信は今の時代、フルカラーの豪華版の冊子が氾濫する中にあって、結果的に素朴な雰囲気をもった通信になっていて、懐かしさを感じるかもしれません。

午後の光を浴びて

●第2号

二十五夜の月

●第3号

薄雪粧う

●第4号

ぬくもりを感じて

白鳥のキッス

●第5号

豊かな流れ

●第7号

しし座流星群の夜に

●第8号

桃咲く山里


◆写真館通信について

写真館通信はその記念すべき?第一号を2000年の春、20世紀最後の春にやっとの思いで出版します。当初、A4版の新聞のようなものを考えていたのですが、結果的に冊子形式のA5版に落ち着きます。
形はともかく、写真作品の枠を越えて北国のこと、自然のことなどを語り合いたいという情熱が以前から高まっていて、それがこの写真館通信に結実します。とはいえ撮影を生業にするぼくにとって、一年に4回のこれだけの冊子でも、その制作は大きな負担で何度やめようかと思ったかしれません。しかし「こういう素朴な感じの好きなんです。」といったお客様からの愛に支えられ、これからも継続してがんばって行こうと決意を固くしたところです。
当初、印刷の「ポストカードを一枚つける」というのは難しいことでした。なぜなら、たいていの場合ポストカードは16種類(約50000枚)まとめて創らないといけないからで、途方もないほどのコストと枚数になってしまいます。それでも4年分まとめて写真館通信用にポストカードを創ろうか?などと話していた時、豊橋市で一種類、1000枚という小ロットでポストカードを制作してくれる印刷会社のことを知り、実験的に制作を依頼します。すると、想像以上の仕上がりで、「これならいける」とぼくたちは小躍りすることになったのです。これで、各号にポストカードを一種類添付したいという、難関を無事突破することになります。
それ以来、まともな印刷機もソフトも持たぬまま、情熱だけで写真館通信 を送り続けています。こんなものでも、待っていてくれる人が全国にたくさんいてくださって、涙しております。本当にありがとうございます。  

                           

                           山下正樹