写真館通信第3号
2000年12月25日
薄雪粧う
 この作品は大沼湖畔での撮影。珍しくニコンのF2による作品です。
 今年の紅葉は大変美しく、北海道中どこへ行っても息をのむような美しさでした。なかでも函館市にある香雪園での紅葉は見事なものでした。
香雪園は函館市の東はずれに位置し、観光でもここを訪れる人は少なく、紅葉の最盛期も思った以上に人の少ないところです。香雪園には楓の小径があって、紅葉の時期この小径の美しさといったら何とも言えません。たくさん写させてもらいましたが、出来上がってきた作品を見て、再び感動。
こんなに美しくていいのだろうかと。何十年も前にこの小径をつくった人がこの日本にいたことを誇りに思うしかありませんでした。広い園内をいろいろと巡りましたが、北海道にない和風な感じが素敵で心がしっとりと落ちつきました。
 今年はこの他にも紅葉を求めて出かけましたが、思ったより木の葉は美しかったのですが、木の実やキノコに出会うことが少なく、少し寂しい思いをしました。そして、こんなに写したのに心の中は物足りない想いでいっぱいになります。秋は早足で行ってしまいます。そして、何とも寂しげに色づいた木の葉に雪がかかります。このせつないけれど美しい風情にぼくの心は揺れてしまいます。もっと秋を感じていたいのに、秋はもう行ってしまうのか、雪が木の葉にかかり、寂しくもあり、美しくもある。そんな複雑な想いの中で秋を見つめていました。
〈写真館通信3号内容〉ー抜粋ー
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