| 写真館通信8号 | ||||||||||||
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2002年3月21日
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| 二00一年四月、ぼくたちは郷愁を求めて本州へ撮影に出かけた。しかし、この郷愁とはいったいなんだろう。この心の奥深くには泉があるというのだろうか、その泉からこんこんとわき出る湧き水のように、過ぎ去った過去や知らないはずの過去への想いがこんこんと湧き出てくる。そして、それが日本昔話のようなところを求める心であったり、外国の小さな街や田舎を思う心であったりする。こんな知らないはずの日本の過去や行ったこともない外国にどうして、こんなにもせつなく、懐かしい想いを感じるのだろうか? そんな郷愁の風景が日本のどこかにまだあるかもしれない。そして、本当にそんな風景に出会えるならどんなに遠いところでも出かけていってもいい。ぼくはそう思っていたが、日本のどこにそんな風景が隠れているのか、まるで見当がつかなかった。そして、とりあえずは奈良にならあるかもしれないという、あてずっぽうな勘を頼りに、僕たちは奈良を目指した。上の作品はその途上で撮ったもので、風景の美しさもさることながら、その村の持つ優しい雰囲気にも、心打たれた。このようなところにさまよいこむと、もう一歩も先に進みたくなくなるけれど、旅人でしかないぼくはやはり先に別の郷愁を求めて旅立つのである。旅人の悲しさでもあり、喜びでもあるのだろう。しかし、もしぜいたくが言えれば、もっとゆっくりと旅をしていたいと、思うことが多い。いたくもないところで過ごす時間が多すぎるからなのだろうか。本当に満たされて過ごす時間は人生の中では思いのほか少ないなあ、というのが旅を通しての実感なのである。 |
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| |奈良撮影旅記 ℃尠{豆腐店
}2002年4月東京旅行記 t汪ルの散歩道 |
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9号
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