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Re[2]: F104のデフについて
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STAR 新人(2回) 2009/07/30(Thu) 23:47:11 [ID:Q7u37W7m]
| こんにちは、STARです。
デフの構造は難しいものですから、なかなか理解していただけないのも無理はないかと 思います。私も小中学生の頃は全く理解できていませんでして、大学で機械を学んだ後に RCを再開したときにはじめてデフの構造が理解できたものです。
まず、デフ構造のグループ分けをしましょう。 伊藤さんは「Cカー・F101〜103系のデフ」と「F103GT・F104のデフ」という分類をされて いますが、そうではなくて「Cカー・F101〜F103・F103GT」と「F104」のグループに構造上 分けられます。伊藤さんが載せた説明書を比較して話しを進めますが、 Cカー http://www.rct.jp/contents/lab/chassis/dd_tamiya/balldiff/thrust_c-car.jpg F103GT http://www.rct.jp/contents/lab/chassis/dd_tamiya/balldiff/thrust_f103gt_s.jpg
CカーのBF4=103GTのME3 BF3=MF1 (組立方向は違います) BF1・BF2=1150ベアリング A2アセンブリ=R3 デフハウジング(G2)の軸受は、2個取り付けられた1280である。 103GTのMD2より左部分はCカーの図では既に組み立てられている。 というところまではよろしいでしょうか。
Cカーでは、下側のBF2はA2部品、つまり右輪にくっついて回ります。そして、上側の BF2は皿バネを介してロックナットにくっついて回る、つまり左輪と一緒に回ります。 左右輪間に差動力が生じると上下のBF2の間のBF1が回転して、左右での差動ができるように なります。
同様にF103GTでは、1150の外輪がR3(右輪)と一緒に回ります。そして内輪は皿バネを 介してロックナットにくっついて回る、つまり左輪と一緒に回ります。差動は球が 転がることで行われます。左右輪が軸受の内外輪につながっているのがわかりにくい かもしれません。
肝心なのは、皿バネと軸受内輪の接触面がすべるのではなく、軸受の内外輪が回転する ことによって差動が行われるということです。
つまり、F101〜F103(含むGT)は基本的に同一の構成なのです。
そしてF104のデフでは、R3と1150に相当する部品がなくなり、皿バネが直接1280 ベアリングにスラスト荷重をかけています。これまでと同様に考えると、1280の外輪が BA25と一緒に回り、内輪は皿バネを介してロックナットと一緒に回り、つまりは左輪と 一緒に回ります。
これらすべてのデフに共通していることは、右輪と左輪の差動をスラストベアリングの 左右軌道面、あるいはボールベアリングの内輪と外輪の間の球を介して行っているという ことです。
さて、伊藤さんはF104のデフでは左右輪が差動する際にはアルミスペーサーと ロックナットの間が最初にすべり、ボールベアリングが回転するのではないと 書かれていますが、これはどのようにして測定されたのでしょうか?各部品に マーキングをして、アルミスペーサーとロックナットの間に位相差が発生しても ベアリングの内外輪には位相差が発生しないということを確認されたのでしょうか? 測定方法を教えていただければ、私も追試をしてみたいと思います。
なお、デフの差動に合わせてロックナットがゆるむというのは、何らかの原因で F103GTでいうとことのR3〜右ロックナット間の摩擦が高すぎるということです。 皿バネとロックナットがかじり、皿バネと軸受内輪がかじってしまっても、 軸受が生きていれば滑らかに回ります。原因としてはベアリングの異常、皿バネの 組み間違い、異物混入ではないでしょうか。グリス入りでラバーシールの1150は トルクが重いですが、ねじをゆるめるほどではないと思います。
長くなりましたが、ボールデフの構造は難しいものです。 どの部品にどの向きの力がかかって、どの部品に力を伝えているか、ということを もう一度良く考えてみてください。
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