お弁当(1989.冬)

 麻子ちゃんは、テレビを見ながら食べています。このお店のお弁当は、1998年にお母さんが 入院しているときにも、宅配してもらってお世話になりました。
 心臓の悪い麻子ちゃんを育てていながら、はたして私たちは麻子ちゃんの病気のことを どれだけ真剣に心配していたんだろうかと、自分自身を疑ってしまいます。いま、心臓病のお子さんを 育てているお父さんやお母さんが作られているホームページを見ていると、みなさんすごく子供のことを 心配して、色々情報を集めようとされていることが、ひしひと伝わってきます。でも、私たちは、そんな ことを何もしませんでした。今、振り返ってみて、麻子ちゃんの病気をもっと心配して、いろいろ情報を 集めて、いろんな人と交流して、麻子ちゃんを守るべきだったと反省しています。母子センターという、 当時としては、大阪でも最高レベルの赤ちゃんの心臓の専門施設で生まれ、そこでずっと診てもらっている ということに安心してしまったことがいけなかったんだと思います。